ロボアドバイザーサービスを提供するWealthNavi(ウェルスナビ)・FOLIO・SUSTEN(サステン)の運用実績を記録していきます。
今回はSUSTEN(サステン)の利用者や預かり残高、手数料や投資先、運用設定などをまとめています。
運用実績も本記事で随時更新していきます。
SUSTEN(サステン)の評判
会社概要
SUSTENは、預かり資産残高では小さいですが、投資信託の運用会社が直接サービスを提供する、ただひとつの直販型ファンドラップで、日本初の完全成果報酬型を採用しています。
銀行や証券会社のような窓口でのサービス提供できませんが、運用会社直送故に「良質なものを低コストに」で提供できる強みがあります。
運用者数 | 0.3万人(2022年6月) |
預かり資産残高 | 24億円(2022年6月) |
手数料・費用 | “利益”の1.1/6~1.1/9(税込) |
主な投資先 | グローバル資産分散ポートフォリオ(R) グローバル複合戦略ポートフォリオ(G) グローバル債券ポートフォリオ(B) |
サービス概要
SUSTENが運用する3つの投資信託(SUSTENファンド)を通じて、国内外の様々な金融商品に自動的に投資を行っています。
- グローバル資産分散ポートフォリオ(R)がRed:経済成長の恩恵を受けやすいタイプ
- グローバル複合戦略ポートフォリオ(G)がGreen:景気に連動しにくいタイプ
- グローバル債券ポートフォリオ(B)がBlue:リスクの低い守りに徹したタイプ
これら3つのバランスからポートフォリオが組まれ、9つの運用タイプから選択されるようです。
入金・出金手数料
入金手数料は税込み440円/回です。なお、積立の場合、引落手数料は無料です。
出金手数料は税込み440円/回です。
通常、入金手数料は無料なことが多いですが、少しケチ臭いなと感じました。
手数料
手数料・費用にも特徴があり、日本初の完全成果報酬型となっています。
運用成果報酬は、運用している資産の評価額(総投資評価額)が、過去最高(ハイ・ウォーター・マーク:HWM)を更新した月のみ、以下の更新分の割合を成果報酬として徴収しています。
HWM | HWM超過分に対する報酬料率 |
---|---|
1円以上80万円未満 | 6分の1.1(税別6分の1) |
80万円以上200万円未満 | 7分の1.1(税別6分の1) |
200万円以上500万円未満 | 8分の1.1(税別6分の1) |
500万円以上 | 9分の1.1(税別6分の1) |
なお、運用成果報酬はリバランス時に売却に内訳として記載されるようです。
主な投資先
先に紹介した通りグローバル資産分散ポートフォリオ(R)、グローバル複合戦略ポートフォリオ(G)、グローバル債券ポートフォリオ(B)の3つに投資をしています。
これらのファンドがVTIなどに投資している形です。
各ファンドの設定来の変化などはみんかぶなどでも調べることができますが、ファンドの人気度などを簡易的に測る純資産額と、運用成績を記載しておきます。
ファンド名 | 純資産額 | リターン(1年) |
グローバル資産分散ポートフォリオ(R) | 11.61 億円 | -10.49% |
グローバル複合戦略ポートフォリオ(G) | 11.35 億円 | -26.17% |
グローバル債券ポートフォリオ(B) | 2.94 億円 | -15.20% |
パフォーマンス
2022年10月時点での各ファンド(R)、(G)、(B)の直近1年のリターンはそれぞれ-10.49%、-26.17%、-15.20%となっていました。
資産評価額が最高を更新しないと手数料は発生しないものの、少し不安になる運用成績ですね…。
個別の投資信託の運用成績は確認できるものの、ロボアドとしてのサービス(9つの投資タイプごとの成績)は、公式な発表等はありませんでした。
SUSTEN(サステン)の運用設定
初期入金額と積み立ての設定
2022年9月に100万円を入金しました。
また、月々の積み立ては、400,000円で設定しています。
運用タイプとポートフォリオ
複数の質問に答えたところ、運用タイプは伝統的理論タイプとなっています。
伝統的理論タイプ
リスクに対する許容度が中程度で、また資産運用に伴う価格変動の理由が明瞭であることを好むあなたは、 「伝統的理論」タイプの投資家です。
幅広い国や地域に分散し、株式に限定せず債券にも投資を行う運用ポートフォリオがお勧めです。
このタイプに該当する投資家には、株式や債券を含むすべての証券に対する時価総額比率投資(資産の市場価値に比例した配分による投資)を主軸にしつつ、債券投資の比率を微調整した資産運用を行うのがお勧めです。より古典的には、「60-40ポートフォリオ」という考え方もあります。
SUSTENにおいてもあなたに最適なポートフォリオを提供することができます。一方で、このタイプの投資家は自身で証券口座を開設し、ETFを直接購入する方が、費用の面では有利になる可能性があります。当社ではそのような投資家向けに、自力運用の方法を解説するページも準備しています。
出所:SUSTEN
各タイプのETFへの基本投資配分は下記のようです。
伝統的理論タイプは、VTIに19%、VEAに14%、VWOに13%、JNKに1%、BNDに23%、BNDXに23%となるようです。
直近の運用状況
入金後、2~3営業日ほどで運用が始まりました。
ポートフォリオはファンド別と資産クラス別で確認できます。
運用実績
運用実績は以下の通りです。
時期 | 評価額 | 元本 | 増減額 | 増減率 |
---|---|---|---|---|
2023年7月 | 4,666,455円 | 4,600,000円 | +¥66,455円 | +1.44% |
2023年6月 | 4,282,251円 | 4,200,000円 | +¥82,251円 | +1.96% |
2023年5月 | 3,843,722円 | 3,800,000円 | +¥43,722円 | +1.15% |
2023年4月 | 3,430,805円 | 3,400,000円 | +¥30,805円 | +0.91% |
2023年3月 | 2,982,543円 | 3,000,000円 | -17,457円 | -0.58% |
2023年2月 | 2,621,407円 | 2,600,000円 | +21,407円 | +0.82% |
2023年1月 | 2,183,375円 | 2,200,000円 | -16,625円 | -0.76% |
2022年12月 | 1,800,932円 | 1,800,000円 | +932円 | +0.05% |
2022年11月 | 1,369,152円 | 1,400,000円 | -30,848円 | -2.2% |
2022年10月 | 972,871円 | 1,000,000円 | -27,129円 | -2.71% |
2022年9月 | 1,000,000円 | 1,000,000円 | 0円 | 0% |
運用が開始した毎月8日を基準日としたいと考えていますが、多少前後することもあります。
引き落とし日の関係で22年10月に400千円の積み立てができていませんでした。。
2023年7月
2023年7月12日時点
元本:4,600,000円
評価額:4,666,455円
通算損益:+¥66,455円(+1.44%)
2023年6月
2023年6月12日時点
元本:4,200,000円
評価額:4,282,251円
通算損益:+¥82,251円(+1.96%)
2023年5月
2023年5月10日時点
元本:3,800,000円
評価額:3,843,722円
通算損益:+¥43,722円(+1.15%)
2023年4月
2023年4月7日時点
元本:3,400,000円
評価額:3,430,805円
通算損益:+¥30,805円(+0.91%)
2023年3月
2023年3月9日時点
元本:3,000,000円
評価額:2,982,543円
通算損益:-¥17,457円(-0.58%)
2023年2月
2023年2月7日時点
元本:2,600,000円
評価額:2,621,407円
通算損益:+21,407円(+0.82%)
2023年1月
2023年1月10日時点
元本:2,200,000円
評価額:2,183,375円
通算損益:-16,625(-0.76%)
2022年12月
2022年12月7日時点
元本:1,800,000円
評価額:1,800,932円
通算損益:+932(+0.05%)
初めて運運用益がプラスになりました。運用成果報酬が932円×1.1/6かかるということですかね…。実際に引き落とし等かかりましたら更新します。
2022年11月
2022年11月8日時点
元本:1,400,000円
評価額:1,369,152円
通算損益:-30,848円(-2.2%)
2022年10月
2022年10月6日時点
元本:1,000,000円
評価額:972,871円
通算損益:-27,129円(-2.71%)
まとめ・ファンドの成績には少し不安も
手数料は完全成果報酬型というユニークな手法を取り入れており、ロボアドサービスの中でも特色があると感じました。
一方で、ポートフォリオを組む3つの投資信託については、直近1年の運用成績は良くないので、少し不安な面もあります。
今後の運用成績に期待したいところです。
他のサービスとの運用成績の比較は以下の記事で更新していきます
今回は、ここまで~。最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます。
参考文献
SUSTENホームページ
https://susten.jp/insights/passive-risk-recipe
手数料
https://susten.jp/risk-policy/
ファンド情報
https://susten.jp/fund/
契約資産状況(最新版)(2022年6月末現在) ラップ業務
https://www.jiaa.or.jp/toukei/pdf/r/202206wrap.pdf